講義ノート

・環境保全工学概論(2年次,春学期)

シラバス】この講義は,環境安全工学と大気・水圏環境化学からなる.環境安全工学では、労働環境や生活環境、大気環境を対象に、環境に起因する健康リスクの管理に必要な基礎知識について講義する。大気・水圏環境化学では,人類にとって必要不可欠な大気環境,水環境,森林を保全するために必要な基礎知識の習得を目的としている。3年次後期開講科目「環境地球化学」では主に地球環境問題に焦点を当て,地球表層における物質循環という視点から論述するが,本講義では大気圏,水圏,生物圏にかかわる地域環境から地球環境問題まで基礎的事項について概説する.

【大河内担当分】  

 第一回:ガイダンス,環境中の物質循環

 第二回:気圏  地球大気の構造,微量気体とエアロゾル

 第三回:気圏  大気汚染物質(典型大気汚染物質,PM2.5,光化学オキシダント)

 第四回:気圏  大気汚染(有害大気汚染物質,大気汚染対策)

 第五回:水圏  水の構造と性質,資源としての水,水質汚濁の実態と対策

 第六回:生物圏 森林生態系,放射性物質による汚染

 第七回:地球環境問題 越境大気汚染と酸性雨

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日本女子大学2年生 平成30年度環境科学概論講義ノート

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研究室希望者のみなさんへ

 環境問題の解決には専門知識とともに,学問分野にとらわれない柔軟性と,自ら現場に出向いていく行動力が求められます.これまでの成績や学問分野はいっさい問いません.これから一緒に勉強しましょう.皆さんのやる気を待ってます!

Q:現在の研究室のメンバー構成はどのようになっているのですか? 

A: 2018年度は,助教が1名,社会人博士後期課程学生が1名,修士課程二年生が3名,修士課程一年生が5名(男子学生4名,女子学生1名),学部4年生が6名(男子5名.女子1名)です.9月から国際コース修士課程に1名(中国),博士課程に1名(ミャンマー)が入学予定です.

 

Q:研究室は朝何時に開始ですか?

A:当研究室の朝の集合時間は決めていませんが,11時までに来ることを推奨しています.ただし,当研究室では環境微量分析をしていますので,朝9時半にその日の掃除当番(3名)が研究室と実験室を掃除します研究室や実験室が汚れていれば,試料が汚染されてしまう可能性があり,いくら精度の高い実験を行ってもすべてが無駄になってしまいます.環境研究で重要なことは,汚染のないように試料採取を行い,汚染のないように分析を行うことです.

 

 朝が早い学生は8時前に来て研究活動をしています.私(大河内)も朝8時から9時の間には研究室に来ています.朝早くきて掃除をすると気持ちもすっきりし,頭もクリアになります.朝が遅ければ,それだけ帰る時間が遅くなります.深夜の実験をすると注意力が散漫となり,怪我や事故のもとになります.

 

Q:研究室にコアタイムはありますか?

A:当研究室ではコアタイムは設けていません.コアタイムは「何時に来て,何時までいなければならない」とうものですが,研究活動は「ねばらない」というものではなく,自分から主体的に行う楽しいものです.実験をやる日は頑張ってやって,アルバイトや部活・サークル活動がある日は早く帰るなど時間設定は自由です.これまでに6時頃に研究室に来て研究を行い,早く帰宅してアルバイトをしているという学生もいました.

   

Q:1週間でどのくらい研究活動を行えばいいのですか?

A:1週間の研究時間は,週40時間以上です.平均して1日8時間で5日間と考えれば大変ではありません.これは,他の研究室でも変わりません.

 

Q:土日にゼミ等の予定が入ることがあるのでしょうか?

A:当研究室は,週5日制です.他研究室では土曜日にゼミをやっているところもあるようですが,当研究室では土日は全く自由にしています.週日に遅れている分を土日で補う人,バイトに使う人,部活・サークル活動に使う人,休息にあてる人など様々です. 

 

Q:ゼミはどのくらいの頻度で行われるのですか?

A:4年生は毎月1回の研究報告前期1回後期1回英語文献紹介があります.M1以上は2ヶ月に1回の研究報告,前期1回,後期1回の英語文献紹介があります.ゼミ日程は原則として火曜日の午後に設定していますが,水曜日の午後に行うこともあります.

  

Q:ゼミ合宿は,いつ・どこで・何をするのですか?

A:ゼミ合宿は,8月上旬~中旬に3泊4日で,大学のセミナーハウスに行きます.軽井沢セミナーハウスが中心で,数年に一回の割合で鴨川に行きます.当研究室2年目から日本女子大学宮崎研究室と合同で行っていますが,2014年度から山梨大学小林研究室も加わり,現在は3研究室合同で行っています.

 ゼミ合宿では,全員が前期までのまとめとして中間報告を行います.その後は,ソフトボール,サッカー,卓球,バスケットボール,テニスなどのスポーツ,海水浴,バーベキュー,ハイキング,飲み会など楽しいイベントが盛りだくさんです.蕎麦打ち,ジャム作り,ソーセージ作りなどを行う年もあります.

 

Q:夏休みはどのくらいあるのでしょうか?

A:ゼミ合宿後,8月から9月に自由に2週間の夏休みをとってよいことにしています. 

 

Q:研究室での行事には,どのようなものがありますか?

A:【通年】毎月1回,4年生のゼミ発表のあとに「誕生会」と称する飲み会を行っています.その月の誕生日の人は誕生日プレゼントがもらえます.不定期ですが,外部講師をお呼びして講演会を開催しています.

 【春学期】3月花見を行います.5月から6月工場・研究所見学会があり,日本女子大宮崎研究室と合同で行きます.これまでに,国内唯一の磯子石炭火力発電所(J-POWER),花王.農業環境科学技術研究所,海洋研究開発機構(JAMSTEC),横浜市環境科学研究所,金町浄水場(2015年),極地研(2016年)などに行きました.

 【秋学期】11月~12月にかけて,紅葉ハイキングに行きます.12月クリスマス会&忘年会を開催します.クリスマス会ではプレゼント交換などもします.紅葉ハイキング,クリスマス会&忘年会ともに,日本女子大宮崎研と合同で行います.ハイキングは箱根,大山,鎌倉・江ノ島,上野公園,森林公園などに行っています.

 

 この他に,参加自由の行事として,外部講師の先生を囲む会,10月のオクトーバーフェストラムシャブを食べる会などイベントは盛りだくさんです.

 

Q:サンプリングはどのくらい行うのでしょうか?

A:研究テーマにより異なります.サンプリング場所は,西早稲田キャンパス,富士山,丹沢,日本女子大学西生田キャンパス,福島などです.月に2回くらいフィールドに出かける学生もいれば,2,3ヶ月に一回程度の人もいます.室内実験がメインの人は基本的にサンプリングはありません.

 

 西早稲田キャンパス,生田,富士山頂,富士山麓では一週間の集中大気化学観測を行いますので,全員で協力してサンプリングを行っています.

 

 丹沢,福島などは,毎回,ゲストとして1名程度をお手伝いとして募集しています.自分の研究テーマとは関係医なくても,当研究室では現場主義を推奨していますので,すべて調査地点に行くことを推奨しています.これによりゼミの理解が深まります.

 

 フィールドは大変なこともありますが,フィールドに行くことは息抜きにもなり,気分転換をはかることができます.フィールド調査後には,温泉に入り,現地のお酒をいただいたり,カラオケではじけたりします.

 

 フィールド調査に必要な交通費,宿泊費はすべて研究室で支払いますので心配する必要はありません.また,温泉代,食事代も指導教員が個人的にご馳走しています.

 

Q:ユニラブや理工展には参加しますか?

A:ユニラブが以前は参加していましが,ここ数年は参加しなくなりました.理工展には毎年,参加しています.

 当研究室では,研究成果の社会への還元を目的として環境教育に力をおり,その実践の場として,ユニラブに積極的に参加していました.現在は日本化学会環境教育小委員会で環境関係の講演会などを企画運営しています.

 

Q:研究室での約束ごとを教えてください.

A:研究室内でマンガは禁止です.研究室は遊ぶところではありませんので,日中にマンガを読んだり,ゲームをしたりすることは禁止しています.メリハリをつけることが大切です.また,体調不良や就活などで遅刻をしたり,休んだりする時には必ずメールか電話で連絡をすることになっています.

 一般に「ほうれんそう(報告・連絡・相談)」を徹底するように言われますが,当研究室ではこれに「感謝」を加えて,「ほうれんそうか(報告・連絡・相談・感謝)」を徹底するように指導しています.これは社会に出てからもとても大切なことです.

 もっとも基本的なこととして,挨拶は徹底するようにしています.朝来たら「おはようございます」,帰るときは「お先に失礼します」と言うように指導しています.挨拶はお互いに気持ちよく過ごすための潤滑油みたいなものです.また,廊下やエレベーターなどで先生方に自分から挨拶するようにしましょう.

 

Q:就活に対しての研究室の方針を教えてください

A:就活に関しては自由です.また,公務員試験や,院試の勉強も可能です.ただし,時間を有効に使って研究も行っていくことが必要です. 

 

Q:大学院に進学したいのですが?

A:大歓迎です.将来,研究開発などに携わりたいと考えているのなら,大学院進学は必須の要件です.当研究室は,当学科のなかで外部から大学院に進学してくる学生が最も多い研究室です.この10年間で,化学・生命化学科から1名,教育学術院地学専修から1名,日本女子大学から4名の学生を受け入れています.

 

Q:大学院に進学すると,どのようなことが身につきますか?

A:当研究室では,4年生からパワーポイントの図の作り方,エクセルを用いた膨大なデータ解析を徹底して行います.当研究室で大学院に進学した学生諸君は,4年生の時とは比べものにならないくらい論理的思考力,プレゼンテーション能力が身につきます.社会に出てからパワーポイントが綺麗であり,非常に分かりやすいと褒められたことを多くの卒業生が語ってくれています.

 

 当研究室では学会発表は国内会議,国際会議を合わせて年に1〜3回,研究会などで1,2回発表を行います.修士課程1年生で日本語で学術誌に論文投稿し,修士課程2年生で英語で学術誌に論文投稿を目標にしています.論文投稿はとても大変ですが,論文を書く過程でいろいろな文献を読んで勉強もしますので修士論文をまとめる時にとても楽になります.研究成果の社会還元になりますし,少し大げさですが,歴史に名を残すことができます.自分の論文が掲載された学術誌を手にすると本当にうれしいものです.

 

 思い通りに研究が進まなければ苦しく,つらいときもありますが,必死に考えて,何度も実験を繰り返し,それを乗り越えることにより,忍耐力や粘り強さが身につきます.思い通りの結果が得られたり,予想もしていなかった結果を発見したときの感動は忘れられないものです.

 

 日本学生支援機構から奨学金を頂いている場合,優秀な業績を修めた大学院生は全額免除または半額免除になりますが,国内外で学会発表を行い,論文を書いているとその可能性が高まります.当研究室では,創立10年になりますが,これまでに全額免除が2名,半額免除が7名います.

  

Q:他大学の大学院に進学したいのですが?

A:もちろん出来ます.学科で毎年数名の人が国立大学に進学しています.他大学進学理由は学費の問題,他に研究したいことがあるなどが主な理由のようです.一部の人には,東大ならどの研究室でもよいなどの理由で進学する人もいるようですが,せっかく2年間も研究するのですから,このような理由はあまりお薦めできません.当研究室では,これまでに東大の大学院に3名進学しています.

 

Q:研究室に一人一つ机はありますか?

A:他研究室では4年生には個人専用机はありませんが,当研究室ではあります.

 

Q:研究室の活動についてもっと詳しく知りたいのですが?

A:当研究室では年4回をめどにニュースレターを発行しています.バックナンバーはHPからダウンロードできます.